◇ a happy walking with a Labrador Retriever in Mito_10月29日(木)
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_資本主義における経済問題の「筆もの」では、現在各界に最も影響力のあると言われるジャーナりストマーティン・ウルフ氏が興味深い論評をしている。氏は英フィナンシャル・タイムズ(FT)のチーフ・エコノミクス・コメンテーターという肩書を持ち、その論評、発言は各国の財務相や中央銀行総裁も注目しているという。経済政策に関する氏の立ち位置や考え方を特別に称賛するものでもないが、資本主義経済の現状を理解する上では必要なものだろうと思われる。
COVID-19に感染した患者の中には、「コロナ後遺症」で長く悩み苦しむ方が少なくないが、経済でも同じことが起こり得るとして、パンデミックによって世界経済が深刻な景気後退に陥るだけでなく、「その後も何年にもわたって衰弱した状態から抜け出せなくなる恐れがある」と指摘する。そして、こうした「経済のコロナ後遺症」の脅威に対応するためにも、「政策決定にあたる当局者は2008年の金融危機後のような早すぎるタイミングで支援策を打ち切るというミスを繰り返してはならない」と警告する。
_COVID-19は、社会的に、経済的に弱い部分により大きな負担を押し付けている。若年層や未熟練労働者、社会における少数派、働く母親にかかる経済的な重荷が大きいことや、「教育現場にもひどい混乱をもたらした」。国際通貨基金(IMF)は「今年は9千万人近い人々が1日1.9ドル(約200円)未満で暮らす極度の貧困に陥る可能性がある」と報告した。
_そして、これだけの規模の危機の下では「需要の下支えと刺激の両方を担える存在は1つしかない」として、国の財政政策こそがそれを担わねばならいと強調する。IMF財政モニターでは財政政策の策定にあたって、コロナ対策を①ロックダウン、②段階的な経済再開、③コロナ禍後の回復の3段階に分けてそれぞれに必要な支援策を提案している。この提案が誰のためになるかを考えなければならないが、例えばロックダウン時における企業支援は、「展望が見込める企業に対象を絞り込む」必要があるとしている。だが、これはこの段階で「ふるいにかける」とも受け取れそうだ。
_どちらにしてもこうした財政出動は、財政赤字と公的債務を大幅に拡大させ、全世界の一般政府の財政赤字は今年、GDP比で12.7%と予測され、高所得国では14.4%に達する。22年の一般政府の債務残高のGDP比は全世界では19年の83%から100%に、高所得国では105%から126%にそれぞれ上昇すると予測する。債務大国の日本は、19年238%から20年266%という天文学的数値が推定されている。
_しかし、ここで気になるのがアメリカが主導するIMFの、どちらかというと「現代貨幣理論」(MMT)への傾斜である。ウルフ氏さえも同調する。MMTは簡単に言えば「国に貨幣発行権がある限りいくら財政出動しても破綻しない」という理論。氏も指摘しているように「気にすることはない。高所得国では、長期の借り入れの実質金利はゼロかマイナスだ。各国中銀も非常に緩和的な金融政策を維持すると信じてよい。つまり各国政府は歳出の拡大を許される状況にある」。
むしろ許されざるは「歳出拡大に二の足を踏むことだ。それは経済の深刻な低迷につながる。人々は絶望の底に突き落とされ、経済の傷口がさらに広がり、恒久的な低成長を招くことになる」。後者には同調するが、前者はエビデンスもないし、素人である自分にはよくわからない。ダメだったときのハイパーインフレや増税などのリスクの方が怖い。日本はもうとっくの昔に「MMT」の領域に実態的に入っていて、コロナ以前から「出口がない」と指摘されている。
氏はそのことについても「最終的に増税が必要になっても、経済的な強者が負担するようにすべきだ」と言う。
_最後にウルフ氏は「長期にわたる経済のコロナ後遺症は何としてでも防がねばならない。これは感染抑止の努力を放棄してよいと言っているわけではない。むしろその逆だ。想像力を駆使した積極的で大胆な経済政策が今後数年は必要になる。それを実行するためのコストは心配すべきでない。しなかった場合にもたらされるコストの方をもっと心配すべきだ」と結んでいる(引用:日本経済新聞10/28)。
*出所:日本経済新聞、詳細はこちらから
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_水戸の<今日のこよみ> 夜明5:25(日の出 5:58)、日暮17:18(日の入16:45)、月の出15:56(入3:24)、正午月齢12.3。
_水戸気象台発5時🌤(くもり)0.0mm。気温11.0℃、北北西の風1.5m/s、湿度95%、気圧1012.0hPa。最高気温21.8℃、最低気温10.6℃....。天気概況ー昼間は「晴後一時曇」、夜は「曇一時晴」・・・・・。
_今日は社会医療法人への公認会計士による往査があり、現場に行くつもりでしたが、都合で急遽リモート往査になり、会計事務所の聞き取りに同席しました。
というわけで、最終歩数計は、距離7.7km、上った階段3階、歩数10,734歩でした (^_^)v~。
_二九日(🌤)、誕生花の「アメジストセージ」_花言葉は「家族愛」「家庭的」「炎のような情熱」などがある・・・・・そうです。
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