2016年4月1日金曜日

・<25 plus 9>(愛知)今も医師問題。名古屋大病院では救急医がいっせい退職

 退職の理由はそれなりにいつもそろう。しかし、それだけでは問題の本質を追究することはできません。労働条件や職場環境、医療現場と病院の方針のミスマッチ。ほんとうはその背景が大切なのでしょう。


■救急医9人、一斉退職へ…名大病院、来月に調査委
 (大学) 2016年3月31日 (木) 配信:読売新聞(出所:m3.com)https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160331-OYTET50005/?catname=news-kaisetsu_news


名大病院ホームページより
名古屋大学医学部付属病院

 名古屋大病院(名古屋市昭和区)で救急科の医師21人のうち半数近い9人が3月末で一斉に退職することが、同病院への取材でわかった。名大病院は他の診療科の医師の応援を受けるなどして、救急患者の受け入れ体制を維持し、影響が出ないようにする。病院側は4月中に学外有識者を交えた調査委員会を設置、退職の経緯を調べて対策を検討する。

 名大病院によると、研修に来ていた他病院の医師が戻ったり、出身地に帰ったりするほか、1次・2次医療機関へ移る医師がいたため、退職が重なった。また、若手の一部から救急科の職場環境や救急医療の方針に対する不満などを指摘する声もあるという。

 救急科には4月に2人の医師が新たに加わる予定で、内科や外科などの医師も応援に入るという。名大病院は「救急患者の受け入れに影響がないようにする」としている。

 名古屋市消防局によると、2014年度の救急搬送件数は約10万4400件。名大病院は同年度、約4150件を受け入れた。

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