一方では、人員不足による訪問看護ステーションや介護事業所の縮小もみられ、包括ケアシステムに影を落としています。規制緩和で流通、生保などの大資本が介護事業に参入してきていますが、営利会社などの民間企業にやらせ放題にするだけでなく行政の支援が裏付けにならなければことの進行はありません。
▷鳴門病院、24時間訪問を9時間に 看護師不足で短縮
(地域) 2016年4月1日 (金) 配信:徳島新聞 (出所:m3.com)
(写真)徳島県鳴門病院ホームページより |
徳島県鳴門病院は4月から、自宅で療養生活を送る患者の訪問看護を24時間体制で行う「訪問看護ステーション」の業務を、午前8時半~午後5時15分までの約9時間に短縮する。利用者の希望を聞いた上で、土日祝日も対応する。24時間体制を改める理由について同病院は「人員不足で、安全な看護が提供できないため」としている。
「訪問看護ステーション」は、看護師が自宅での療養を希望する患者宅を訪問し、症状を確認したり、相談に乗ったりしている。看護師1人で行うため、幅広い知識や経験が必要となる。
これまで看護師4人で交代して行っていたが、年度末で1人が退職することになり、補充が間に合わず、業務時間を短縮せざるを得なくなった。現在、ステーションの人材を院内で養成しており、人材が確保でき次第、24時間体制を再開する。時期は未定。
サービスを受けていた患者は約30人で、全員に市内外の24時間体制のステーションを紹介済みだという。
同病院は「ご迷惑をお掛けするが、ご理解いただければ」としている。
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