2012年2月6日月曜日

・親爺さんのちょっとした東北支援のお話し

ちばらぎ鮟鱇(アンコウ)の会第3回例会


親爺さんはボクたちをおいてきぼりに2月4日、「ちばらぎ鮟鱇の会例会」という得体の知れない会合に出かけた。フラガールが全国キャラバンからハワイアンズに帰って来ている。応援に行きたい(?)。これは急な話だった。今回は真壁のひな祭り~常総市 長塚節の生家~大子町のシガの観察(ここまでは茨城だ)を経て東日本大震災・原発事故で休館に追い込まれたハワイアンズ(福島県いわき市)~フラガール支援の1泊2日の旅だというわけで、親爺から聞いた報告を報告しよう。

真壁のひなまつり 

「寒い中、真壁に来てくれる人をもてなせないか」という住民の思いから始まった真壁のひなまつり。 歴史ある町割りの中、300余棟を超える見世蔵、土蔵、門などが軒を連ね、その内の104棟が国の登録文化財に登録されています。平成22年6月29日には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。 ひなまつり期間中は、そうした風情ある町並みの中に江戸から明治、大正、昭和、平成までのひな人形、手作りのつるし雛、地元特産のみかげ石で作ったひな人形などが飾られます。こうしたひな人形を飾る家は約160軒を数え、期間中に真壁を訪れる観光客は約10万人を超えます。(真壁のひなまつり・桜川市ホームページより)


311大震災で歴史的建造物も壁が剥がれ落ち、屋根瓦が落ちたままだ。


農民文学者 長塚節の生家へ

次は、常総市(旧石下町国生)へ。農民文学の不朽の名作「土」の作者である長塚節(ながつかたかし 1879-1915年)の生家に向かったのです。鮟鱇の会は結構文化水準が高いようだ。

長塚節の生家は豪農であり、とても立派な造りでした。母屋と書院が開放されていて、ちょうど、節の孫(生家の管理者)にあたるという方が東京からおいでになっておられ、口上をお聞きしました。


詳しくは → 常総市ホームページ

もうひとつ → イバラキノート

 


久慈川の氷花(シガ)

シガを見たのは生まれて初めてなのだと。何でも氷点下5度以下でそれが5日間ぐらい続いたときに、水中の水が凍りそれが水面に浮かび漂う現象なのだという。

2012.02.05,午前8時ごろ 久慈川


袋田の滝(上)も月待の滝(下)も氷結の時

久慈川の氷花(シガ) → 大子町企画観光課


・・・・・当然なのでしょうが
「泊った宿のよく暖まった部屋で呑んだ「氷花酒(シガ酒)」(要するに凍ったお酒だな)が何とも旨かったなa」と。

また久慈のソバも旨っなの。「ほんによかっぺおいらの久慈は」



さあて、初めてのハワイアンズへ

スパリゾート ハワイアンズ(旧常磐ハワイアンセンター)は、311東日本を襲った巨大地震・原発事故によって休館を余儀なくされた。

東北地方だけでなく、日本中が閉塞感の中におかれた。この時フラガールたちは全国きずなキャラバンに再び立ち上がったのだ。一回目はあの映画のように炭坑の町の娘たちは、「炭坑から観光へ」と炭鉱閉山によるいわきの危機を救うべくダンシングチームを結成しての全国キャラバンだ。

そして、鮟鱇の会がまだ一部だけ営業のハワイアンズを後にした3日後、2月8日にハワイアンズは全面再開したのであった。復旧工事42億円、それに新たに55億円をかけて新ホテル モノリス・タワーもオープンした。

しかし、宿泊料はそれなりで簡単には泊れない。スパとショーを楽しんでやむなく帰ることに。
・・・・・・・ちょっと待ってくださいよ。・・・それでいいのぉ。

今回の例会の最終目的がハワイアンズ フラガール支援だったのだが・・・・・

フラガールの雇い主は常磐興産株式会社。前身はM16年創業の常磐炭鉱株式会社でその後、昭和に入りコンクリート業、紙業などを設立。1964(S39)年に常磐湯本温泉観光株式会社を設立し、常磐ハワイアンセンターを1966年1月にオープンすることになる。常磐興産となったのは1970年だ。
常磐興産株式会社を母体に、現在は
「株式会社常磐製作所」(機械・鋳物製造販売会社)
「常磐港運株式会社」(運輸・石油販売業など)
「常磐湯本温泉株式会社」(温泉供給業)
「小名浜海陸運送株式会社」(港湾運送業)
「株式会社ジェイ・ケー・インフォメーション」(旅行・広告代理店業)なども営む。


「“フラガール”は素晴らしい映画だったが・・・・深~く考えると本音のところは資本主義。大震災・原発事故で被災しハワイアンズは営業休止に。2011年度連結決算では22億28百万円の経常赤字で利益剰余金は△62億43百万円(総資本は576億62百万円)だった(11年度決算報告書)。

再び会社が危機に!・・・・・・・こんな時、労働者っていうのはほんとに頑張るんですよ。
そもそもこの人たちがいなかったら会社は成り立たない。

結構真面目な会社だとは思うけれども、これが真に「非営利・協同」の再建であったらもっと素晴らしく 映るんであろうが。
実は、親爺さんたちの「会社」は「地域の人たちと職員が一緒に頑張る非営利・協同の組織なのである」といつも自慢げに言うので・・・・あっ・・・こう言うことなのかと解るんです。

「会社の危機に、“再び立ち上がるフラガールたち”を悲劇のヒロインに仕立ててはいけないのだ」と親爺さんはつぶやくのでありましたとな。






2012.02.05 PM2:45 ショータイム


今回は、いきなり「鮟鱇の会」なるものが登場してきたがボクにはなんだかよくわからない。この次はこの鮟鱇の会についても追求しなければならない。







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